シャントPTA (経皮的血管拡張術)

透析治療において、シャントの状態を最良に保つことはとても重要です。当クリニックでも、必ずスタッフが毎回状態を確認して透析治療を開始するようにしています。
しかし様々な要因で、シャント血管が一部細くなることがあり、その場合透析に十分な血流が確保できないばかりか、最悪閉塞によってシャントが使えなくなってしまうこともあります。
2010年8月より、当クリニックではそのような症例に対し、シャントPTA(経皮的血管拡張術)という治療を積極的に行っています。バルーンという風船のついたカテーテルを患部に挿入し、膨らませることで内側から血管径を大きくする治療です。
毎年150件程度の治療実績があります。

PTAに使用されるワイヤーとバルーンカテーテル です。風船の 太さは元の血管経によりますが4~6ミリがよく使われます

 

治療例

右腕のシャント血管造影画像です。血管の一部が細くなっています

細い部分にバルーンを挿入して拡張しています

細かった部分が改善されました

シャントは透析治療において命綱と表現されるほど重要です。気になることがございましたらスタッフまでお気軽にご相談ください。