年頭所感-2016

平成28年 年頭所感

 明けましておめでとうございます。
社会保障を確かなものにするために導入された消費税は、10%に上げる前の食料品の軽減税率をめぐる論争も国民の意思の反映なしの政治決着にて、本来の目的とは外れ大きく変質してしまいました。ばらまきの結果としての財源不足は、教育も子育ても医療・介護対策も場渡り的なものばかりで、経済的・社会的弱者には厳しい負担を強いるものばかりが前面に出てくるでしょう。総じて少子・超高齢社会の処方箋は期待外れの連続で、これで未来が乗り切れるのか?疑問符が付くのも当然です。
一方、世界に目を向けても悲惨な出来事と、勝手な国家の主張のぶつかり合いのみで、明るい話が見えません。
不確実・不安定な時代はきちんと身を守る覚悟と地道な歩みしかありません。
わがグループでは40年を超える長期透析の猛者も次々と誕生しています。今や透析は不治・難病の時代は遠い昔話となりつつありますが、しかし合併症と高齢透析者の増加等々、数々の難題も抱えています。
今後は透析も含めた障害者への厳しい社会施策にも皆さんが力を併せて対峙していかなくてはなりません。
私たちは足もとをしっかりと固めて心の通い合う地域医療の実践を誓い、皆さんと共に歩みたいと思います。

平成28年1月1日 医療法人スマイル理事長 高杉敬久